「長岡日本刀研磨所」刀剣研磨 @浅草橋

  1. HOME >
  2. production memo >
  3. cooperating company >

「長岡日本刀研磨所」刀剣研磨 @浅草橋

刀剣ケースを作りたくて
アジャイル製作の相談をするには
どんな人物が良いのか、しばらく迷っていた。

 

流通を知る、刀剣販売店か
使用者を知る、武道具店か
刀剣の使い方を知る、居合道の先生か…

 

刀剣関連の書籍を20冊ほど読んだ結果
「刀剣そのものに詳しい人」に的を絞った。
つまり、刀剣を作っている人物だ。

長岡日本刀研磨所

一口(ひとふり)の日本刀は
刀匠から始まり、研磨師、鞘(さや)師、
塗師、柄巻(つかまき)師、白金師、彫金師
など多くの職人の技術が集結し、完成する。

 

その長い制作工程で
刀を日本刀たらしめる役割を果たすのが
「研磨師」だろう、と私は考えた。

 

しかし研磨師をリサーチすればするほど
敷居が高そうな印象を受け
良い人が見つからずに悩んでいた矢先…

 

浅草橋を歩いていたら
「長岡日本刀研磨所」の看板が!
こんな近くに、いるじゃん。

長岡日本刀研磨所

ウェブで「長岡さん」を確認し
メールでアポイントを取り
ガチガチに緊張しながら、そのドアを叩いたが

 

心配は無用だった。
長岡さんを一言で表すと
「懐が深い」

 

大海のような人柄の深さに
訪れる度に、安堵感を覚える。

私のようなど素人が
酒瓶を土産に、ひょっこりお邪魔しても
いつもニコニコしながら
業界や刀のことを話してくれる。

 

刃紋の美しさも、ここで教わった。
長岡さんが研磨した刀剣を眺めていると
その輝きに鳥肌が立ち、目に涙がうるむ。

長岡日本刀研磨所

それはハリー・ウィンストンで
ダイヤモンドの海に囲まれている時の
高揚感に似ている。

 

長岡さんは仕事や客を差別しないので
多彩な依頼や相談、購入者が
ひっきりなしにやってくる。

長岡日本刀研磨所

研磨教室もやっているので
ここに来れば刀も研げる。

 

昔ながらのコレクターさんや武道家さん
歴女の女子高生、日本軍サバゲーマーなど
訪れる客の幅も、驚くほど広い。

長岡日本刀研磨所

ゲーム「刀剣乱舞」の影響か
最近では、刀剣コレクター女子も
顧客に増えたそう。

 

この日は、革にちなんで
業界ではあまり積極的に扱われない
「軍刀」の話をしてくれた。

長岡日本刀研磨所

戦時中は、刀の鞘をぶつけて
大事な軍事機器を傷つけないよう
白鞘に革を巻いている刀が多かったらしい。

 

革の色にも決まりがあって
黒が海軍(画像一番下)
茶色が陸軍(画像下から二番目)。

 

柄袋(柄カバー)やレプリカを眺めながら
桜田門外の変に話はうつり…と
実際にモノを見せてくれながら
話が展開するので、やたら興味深い。

長岡日本刀研磨所

ふと気づくと、棚の片隅に
洒落たファッション誌が飾ってある。
これ何ですか?と、手にとってみたら

 

コム・デ・ギャルソン特集と
シャネル特集の間に
長岡さんの取材記事がカラー6ページで載っていた。

長岡日本刀研磨所

世界のモードと肩を並べる
長岡さんのスケール
凄すぎ(笑)

 

最近のご活躍としては
2020年「現代刀職展」研磨の部
鎬造部門で「優秀賞」を受賞され

 

刀剣博物館に作品が展示中らしいので
(2020/10/18まで)
近々、拝みに行ってこよう。

長岡日本刀研磨所

「長岡日本刀研磨所」
http://togishi.net/
刀剣研磨の依頼だけでなく、研磨教室、刀剣購入、委託販売なども相談できます。
住所:東京都台東区浅草橋2-15-7
メール:info@togishi.net

-cooperating company, production memo

© 2021 四次元かばん[sion]